チョコ・ストーリー Choco Story Brussels 観光地ど真ん中のチョコレート博物館

チョコ・ストーリー Choco Story Brussels 観光地ど真ん中のチョコレート博物館

皆さんは、小便小僧の近くにある、カカオとチョコレートの博物館に足を踏み入れたことはありますか? この博物館の通常ツアーには、オーディオガイド(仏蘭英西独伊中露)、プラリネ制作のデモンストレーション、チョコレートのテイスティングが含まれています。

この博物館では、チョコレートの歴史、生産、文化を肌で感じることができます。

一番最初に通るのが、5000年ほど前にカカオ豆が消費されていたとされるマヤの寺院。ブリュッセルの通りの雑踏から、突然タイムトリップする感じがします。貴重な薬として大切に扱われていたカカオに関連する考古学的アイテムがたくさんあります。

そして次に展示されているのは、ヨーロッパに最初にカカオ豆を輸入したコルテスの船の様子。

昔のチョコレートは、今のように固形の食べ物ではなく、飲み物として食されていました。17世紀にフランスの宮廷でチョコレートが流行したときは、まだココアの状態だったのです。ようやく19世紀に固形チョコレートが登場し、さらに20世紀に入ってから、ベルギーのジャン・ノイハウスが中身にフィリングが入った一口サイズのチョコレート「プラリネ」を発明します。チョコレートを詰める箱「バロタン」を最初に思いついたのが彼の妻だったというのも老舗ノイハウスの自慢。

展示には、カカオ豆をチョコレートにするために潰す道具を実際に試すことができるところがあったり、また、ココアとして飲んでいた頃の特別なココア用のカップの陳列があります。

特に面白いのは、お髭の長かったムッシューたちのため、彼らの大切なお髭にチョコレートがつかないように、工夫がされたカップ。なかなか他で見られない一品ですので、是非、見つけてみてくださいね。反対側の陳列ガラスの向こうには、ココアポットがあります。

子供達も十分楽しめるように、変装して写真を撮れるようなスペースも。(2020年7月現在、コロナウイルスのためこの場所は閉鎖中)

ツアーの最後には、プラリネの作り方を実演してくれるコーナーがあります。職人さんの華麗な手際を見ると簡単そうですが、実は温度管理などの微妙なさじ加減に高い技術が要求されます。プラリネのデモンストレーションを見た後は、そのチョコレートのテイスティングをして、ツアーが終了します。

ここに来れば、きっと皆さんもチョコレートについての知識が深まることでしょう。

開館時間:毎日 10〜18時(最終入館17時)
住所:Rue de l'Etuve 41, 1000 Bruxelles
入館料:
大人€ 9.50
シニア&学生(12歳〜26歳)€ 8.50
子供(6歳〜11歳)€ 6.50
大人と同伴の5歳以下の子供は無料

公式サイト:Choco Story Brussels
https://choco-story-brussels.be/

もし事前に予約をすれば、自分でチョコレートを作るワークショップに参加することもできます。ブリュッセルで自分の手作りチョコレート体験ができるなんて、素敵ですね!チョコレートの好きな方は、必見の博物館です。

以前はグラン・プラスの近くにありましたが、2019年2月に現在の場所に引っ越して、以前よりスペースが広くなりました。小便小僧ことマネキンピスのすぐ近くです。上の写真の看板をお見逃しなく。住所はRue de l'Etuve 41。観光に便利なロケーションにあるのが嬉しいですね。

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