モンスで三位一体の祝日に行われるお祭り。聖ウォードリュ参事会教会におさめられている黄金の馬車の行列と、聖ジョルジュと竜の戦いをテーマにしたイベント。
2017年は6月11日(日曜)に開催。このお祭りはユネスコの世界遺産に指定されています。
戦いは通称リュムソン(Lumeçon)と呼ばれ、竜の尻尾についている黒い毛を引きちぎって持っておくと、1年間幸福になれるという伝説があり、屈強な男たちが押し合いへし合い宙に腕を伸ばします。最後に聖ジョルジュが竜をピストルで撃ち殺すシーンがクライマックス。
この日は、教会での厳かな儀式(聖女ウォードリュの聖櫃を、教会の天井から降ろす)からはじまり、黄金の馬車の行列、その馬車が坂道を駆け上がるシーンも見物。(岸和田のだんじり祭りのよう)
ベルギーのお祭りは、なんだか「もったり」していて刺激が少ない、、、とお考えの日本人も、モンスの村人の血が沸騰するデュカス祭なら満足することでしょう。
photo: Marie Claire
グラン・プラスに面したお店では、竜のケーキが売られています。
戦いに疲れたあとは、黄金馬車 Car d'OR の名前をつけた地元ビールがオススメ。