ココナッツ・オイル Bon Apétit

ココナッツ・オイルは、頭のてっぺんからつま先まで、美容と健康を維持するオイルとして、今、話題沸騰中です。ここタイでも最近の健康ブームで、オーガニック専門店やスーパー・マーケットにもオーガニックコーナーができ、ココナッツ・オイルが目につくようになり、人々の意識が変わりつつあるように感じます。(ボナペティ・オンライン2015年1月号より転載)

ココナッツは東南アジアや南太平洋地域に生息し、絶えることなく実をつけるので、1本の木からは年間40~80個のココナッツを収穫することができます。タイのココナッツ生産量は世界第7位。国中いたるところにココナッツの木があります。

リゾート地で有名なサムイ島(タイで3番目に大きい)は、島全体がココナッツの木に覆われているので、「ココナッツ・アイランド」と呼ばれています。昔から、ココナッツは全てを与えてくれる「母なる木」といわれて、大切にされてきました。ココナッツ・オイルはヘアーケアやスキンケア―、火傷や傷、病気などの治療に伝統的に使われていて、食べる習慣はあまりなかったようです。

ココナッツ・オイルには、ビタミンEや母乳に含まれるラウリン酸をはじめとして天然の中鎖脂肪酸が豊富に含まれています。体内で直接肝臓に吸収され分解されるので、体脂肪を蓄積せず、整腸作用があり、無理のないダイエットにつながります。更に、脳の活性化を助けアルツハイマーや痴呆の予防になり、免疫力を上げ、善玉コレステロールを増やしコレステロール値を下げる力があるといわれています。

使用方法

ココナッツ・オイルは、気温25℃以下で凝固する性質があります。冷房の効いた店に並ぶココナッツ・オイルの瓶はどれも中身が白く凝固していますが、25度以上になると溶けて無色透明の液状になります。何度凝固と溶解を繰り返しても酸化しにくいので、安心して使えます。南国ではそのまま置いておいても気になりませんが、日本やベルギーなど冬に冷たい場所に保管するときには気を付けなければなりません。予め小さい瓶に小分けにしておいて湯煎するなど、温めればどんどん溶けていきます。 

肌や髪に良し

メイク落としや洗顔後使うと、直に吸収して肌がツルツルしっとりします。その後、化粧水やクリームなどを付けると、更になめえらか肌に近づくそうです。洗髪後に毛先に少量つけてからドライヤーで乾かすと髪がパサつきません。肌にも髪にも保湿効果抜群です。但し使うのはほんの少量、オイルであることをお忘れなく。個人的な事ですが、目頭の横に小さい脂肪の塊のようなものがあり、気になっていましたが、ココナッツ・オイルを使い始めてから1か月後、ほとんど気にならないほど小さくなりました。これぞオイルの効果ありでしょうか?

食べて良し

毎朝大匙2~4杯飲むことで、体内のデトックスや便秘解消になります。ヨーグルトやアイスクリーム、紅茶やコーヒーに混ぜると食べやすくなります。冷たいものに混ぜるとオイルは固まりますが、ココナッツの風味が増すように感じます。ケーキやクッキーなどのお菓子作りには、バターの替りに同量のココナッツ・オイルを使うと、ココナツの香りとほのかな甘さがプラスして、南国風味を楽しめます。ドレッシングや調理にも食用オイルと同じように使えます。

料理用のココナッツ・クッキングオイルは、無色透明で甘みも香りもないので、どんな料理にも使えますが、肌や口から摂取するには、バージン・オイル、特にエクストラ・バージンが一番だと思います。無添加で成分も損なわれず、ココナッツの豊かな香りと甘さが抜群です。タイ産のエクストラ・バージンの値段は500mlで360バーツ(約9ユーロ)。タイの物価としては決して安くはないけれど、これ1本で化粧品と食用油の両方に使えるのなら一石二鳥、お得だと思います。

太陽と大地の恵みに溢れた、食べて良し、塗って良しのココナッツ・オイルは、我が家には欠かせない万能オイルです。

(ボナペティ・オンライン2015年1月号より転載)

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2015年1月号は在ベルギー・シンガポール大使へのインタビュー、イクセルの名店le Saint-Aulaye創業者ジェラール・マルシケ氏の新しい店La Boulangerie française、ニューヨークの新年、ベットという野菜を使ったLa tarte Al Djote、中華料理店Cité du Dragonで北京ダックを食べるレポートをご紹介です。

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