- 1. ミチルのひとりごと 勤務中にバナナなんて、けしからん・・・こともないよね。
- (コラム)
- ... 1週間分の買い物を終えて、入ってきたのと同じ場所から出ようとすると、まだ同じおじさんが立っていた。しかし、お腹が減ったのか、バナナを食べている。え?仕事中だよね・・・?まあでも、お腹空いたんだから、バナナくらい食べてもいいか。目つきも心持ち少し優しくなった気もする。 入店時、ボンジュールとご挨拶できなかったので、少し罪悪感を感じていたミチルは、バナナを食べているおじさんを見て、ボナペティ!と声をかけてみた。 ...
- 作成日 2021年04月24日
- 2. ムール貝 Moules Mussels
- (食材)
- ベルギーの冬の風物詩といえば、鍋から溢れんばかりのムール貝と、カリッと揚がったフリッツとマヨネーズ。これぞベルギー人がこよなく愛する永遠の定番料理です。でもこのムール貝、冬が本番というわけでもありません。解禁日は年にもよりますが、7月中旬ごろです。 「ムール貝の到着!」と新聞でその解禁が報道され、スーパーやレストランに大きなポスターが貼られると、もう居てもたってもいられないベルギー人。ムール・フリッツをめざし突進。そして巷では、“もうムールを食べたか。今年は丸々と太って近来にないほどの美味さだ”などと話題の中心になります。なんだか「初鰹」は女房を質に入れても、という江戸っ子みたいですね。 ...
- 作成日 2019年07月15日
- 3. 牛肉のビール煮 Carbonnade de bœuf à la Flamande
- (レシピ)
- 牛肉のビール煮はベルギーや北フランスの家庭料理。昔は、野良仕事に行く前に大鍋にすべての材料を放り込んで行き、帰るころには煮えているといった具合だったので、一つの鍋でもできます。 肉に焦げ目を付けてから、タマネギ、ビールなどを入れ煮込みます。気楽に試して自分の好きな味のカルボナードを作ってください。ベルギー人は甘めが好きです。 【材料 4人分 】 牛肉(カルボナードという煮込み用の肉) 1kg ...
- 作成日 2019年07月09日
- 4. シコン・グラタン Chicons au gratin
- (レシピ)
- 秋から冬にかけてが一番おいしいシコン(オンディーブ)の定番料理、シコンのグラタンです。 コツは美味しいハムを使うことと、シコンの水分をよく切ってから使うこと。こうするとソースが水っぽくなりません。 【材料 2人分】 シコン 4本 ハム 4枚 溶けるチーズ(グリエールなど) 300g ●ホワイトソース用 ミルク 1L バター 150g 小麦粉 大さじ3 塩、コショウ、ナツメグ 適量 ...
- 作成日 2019年07月09日
- 5. 手仕事が美味を生む「北海のグレーの小えび」 Crevettes Grises / Grijze Garnalen
- (食材)
- ベルギーの北海で獲れるグレーの小エビは、ワインに例えるなら銘醸ワインのグラン・クリュ。前夜の水揚げが、朝には魚市場に届きます。 この小エビは一年中捕獲できますが、8月から11月にかけてが特に美味しく、「北海のキャビア」と称されます。 オステンドやニューポートに行ったら、アイスボックス持参で、是非朝市や魚屋にお出かけください。その新鮮さと美味しさにびっくりすることでしょう。 クレヴェット・グリーズは「灰色の小エビ」という意味 ...
- 作成日 2019年06月12日
- 6. 白く、ほろ苦いシコンは手間のかかる新しい野菜 chicon / witloof
- (食材)
- シコンはホワイト・アスパラガスと並びベルギー特産の野菜です。チョッとほろ苦くシャキッとした食感がたまらない冬野菜の定番中の定番。ところがあの美食王のルイ14世は食べたことがありません。広大な植物園を有し、一年中アスパラやオレンジを食べていたというのに何故でしょう? 実はその頃は生まれていなかった野菜なのです。 シコンの生い立ち シコンの先祖は野生のチコリです。野生のチコリとは、タンポポの葉の様にギザギザがある葉をもつ背の高い植物で、野原や畑によく見られます。 ...
- 作成日 2019年06月11日
- 7. ホップの話
- (食材)
- 「ホップ」と聞いて何を連想しますか ? たいていの人は「ビール」ですよね。でもそのホップがどんな形でどんな香りなのかまで知っている人は少ないと思います。ベルギーの最西端、フランスの国境まであと10キロのところに位置するポプラング(Poperinge)はホップの町。ホップが手塩にかけて栽培されています ホップはどこから来たのか? 文明の発祥地であるメソポタミアやエジプトの河川地帯に自生していたと文献にあるように、大昔から繁殖していたようです。その後、ホップ栽培は4~5世紀にはギリシャへ、そしてゴート人の移動に伴い、中央ヨーロッパやオリエントへと伝播。西ヨーロッパへは中世になってから伝わったといわれます。しかし、太古のホップは、現代の私たちにとっては当たり前の「ビール醸造」のために使われていたのではなく「薬」でした。では当時のビールは何を香り付けに使っていたのでしょうか? ...
- 作成日 2019年06月10日
- 8. マルク・デュコビュ氏 Marc Ducobu
- (スウィーツ)
- マカロン・パリジャン(パリ風マカロン)はその愛らしい形とサイズで、人気のパティスリーの一つだ。2月18日、マルク・デュコビュ氏の店で、ベルギーでは初開催となるアマチュア対象の「マカロン・コンク―ル」が行なわれた。 「マカロン・コンクール」とは、フランス、ナントのルレ・デセール、ヴァンサン・ゲルレが2010年にはじめたコンクールだが、今や国際的なコンクールとなり、日本でもコンクールが行われている。 ...
- 作成日 2017年07月20日
- 9. フランソワーズさんちのタルト Les Tartes de Françoise
- (その他食材店)
- フランソワーズさんというお菓子作りが上手な主婦がいました。みんなで分け合って食べられるようにと大きく作ったタルトは美味しく、近所の評判になりました。こうして1994年「タルト・フランソワーズ」がオープン。 最初は店を持たず、そのアトリエに買いに行くシステムでしたが、今ではブリュッセル以外にもアントワープやブルージュなど主要な街に店があります。 食材にこだわり、旬の素材を使い、時代の風潮に合わせてラクトースフリーやグルテンフリーのタルトやキッシュ、ベジタリアン用のキッシュなど種類も豊富です。 ...
- 作成日 2017年07月20日
- 10. SAN Sablon スプーン一本でのフレンチ
- (ブリュッセル)
- ... SAN Sablon Rue Joseph Stevens 12, 1000 Bruxelles http://www.sansablon.be/ 下町のレストラン:Rue de Flandre 19, 1000 Bruxelles, 2つ星のレストラン:L’air du temps http://airdutemps.be/ 文・写真 ボナペティオンライン ...
- 作成日 2017年07月05日
- 11. ローラン・ジェルボー Laurent Gerbaud
- (チョコレート)
- チョコレート好きが高じてショコラティエになったのがローラン・ジェルボーさん。 大学で中世史を学びながら夜間に国立製菓学校に通い、学士としてもショコラティエとしても修了書を手にしました。 その後、子供のころから興味があった中国へ友人と旅立ち、現地でチョコレート販売を始めたという冒険家。 紆余曲折の後、ベルギーに戻り、2001年からブリュッセルの下町の小さなアトリエでチョコレート造りを始めました。 ...
- 作成日 2016年09月01日
- 12. スティルウェン Stirwen
- (ブリュッセル)
- ブルターニュ出身のシェフ、アラン・トルーバ(Alain Troubat) の店が再オープンした。それを聞いて小躍りする人はなかなかのグルメである。(文・宮崎真紀/ボナペティ) STIRWEN Chaussée Saint-Pierre 15, 1040 BRUXELLES +32 2 640 85 41 定休日:土曜&日曜 サイト しかし伝説のシェフがキッチンに復活したわけではなく、彼の指教を受けた若いシェフとソムリエ(Francois-Xavier ...
- 作成日 2015年08月20日
- 13. ルクス・レストラン Restaurant Lux
- (アントワープ)
- 港街アントワープには、観光客で溢れる旧市街と近年スヘルデ川に沿って南北に開拓された地域がある。南地区はアンティーク、デザイナーズショップ、カフェなどが多く、北のシンボルマークの複合美術館MAS近くには、レストランやバーが多くありアントワープっ子のお気に入りの場所である。(文・宮崎真紀/ボナペティ) Restaurant Lux Adriaan Brouwerstraat 13, 2000 Antwerpen ...
- 作成日 2015年05月15日
- 14. アラン・ビアンシャン Alain Bianchin
- (ブリュッセル)
- 2015年2月、ソワーニュの森の外れにアラン・ビアンシャンが満を持して自店をオープンした。彼の名前を聞いてピンと来る人はかなりの食通である。(文・宮崎真紀/ボナペティ) Restaurant Alain Bianchin Brusselsesteenweg 663, 3090 Jezus-Eik Tel: +32 2 657 67 88 定休日:土曜昼、日曜と月曜 サイト ビアンシャンは、コム・シェ・ソワやバルビゾンなどで修行後、カンブルの森のレストラン、シャレ・ド・ラ・フォレ(le ...
- 作成日 2015年05月08日
- 15. コム・シェ・ソワ Comme Chez Soi
- (ブリュッセル)
- その数星のごとくと言われるほどベルギーにはレストランが多く、国の大きさからみると、ミシュランの星つきレストランがたくさんあることでも知られている。今回はキラ星中のキラ星「コム・シェ・ソワ」の三代に渡る“出世物語”をご紹介しよう。三代目のピエール・ウェイナンスは、1979年以来3つ星を堅持し続けた、ベルギーだけではなくヨーロッパの巨匠の一人である。(文・宮崎真紀/ボナペティ) Comme Chez ...
- 作成日 2015年03月05日
- 16. ココナッツ・オイル Bon Apétit
- (コラム)
- ココナッツ・オイルは、頭のてっぺんからつま先まで、美容と健康を維持するオイルとして、今、話題沸騰中です。ここタイでも最近の健康ブームで、オーガニック専門店やスーパー・マーケットにもオーガニックコーナーができ、ココナッツ・オイルが目につくようになり、人々の意識が変わりつつあるように感じます。(ボナペティ・オンライン2015年1月号より転載) ココナッツは東南アジアや南太平洋地域に生息し、絶えることなく実をつけるので、1本の木からは年間40~80個のココナッツを収穫することができます。タイのココナッツ生産量は世界第7位。国中いたるところにココナッツの木があります。 ...
- 作成日 2015年01月06日
- 17. ダル・バローネ Traiteur Dal Barone
- (その他食材店)
- ... Piccanti)と呼ばれる赤唐辛子やハーブ類のミックスは、チョット辛さが足りない時にふりかけると、たちまちアラビアータに変身するすぐれものだ。 すぐお隣のファッション関係の店が多いダンサール通りをのぞいた帰りにでも、どうぞ。但し、数年前にご主人を亡くしてからは、金曜日と土曜日しか開店していないので、午後に行くと惣菜がほとんどないということもありなのでご注意を。(取材・文/ボナペティ・宮崎真紀) ...
- 作成日 2014年10月03日
- 18. ボザール・ブラッスリー Bozar Brasserie
- (ブリュッセル)
- 肉が食べたければここ。名店ラ・ぺ La Paix のダビッド・マルタンが手がけるボザールの中にある店。(文・宮崎真紀/ボナペティ) Palais des Beaux-Arts Rue Baron Horta, 3 1000 Bruxelles +32 2 503 00 00 サイト アールヌーヴォー創始者ヴィクトル・オルタは、第一次大戦後、政府の要請に応え都市改革計画に参画。国鉄の中央駅やボザール(芸術館)を建築。ボザールには、美術や音楽関係の専門店とブラッスリーも併設した。画期的な着想は、現代では普通となった、美術館内のブティックやレストランのはしりである。 ...
- 作成日 2014年08月22日
- 19. パティスリー・デュコビュ Marc Ducobu
- (スウィーツ)
- 世界の一流パティシエで結成するルレ・デセールのメンバーのマルク・デュコビュは、ベルギー初代チョコレート大使でもあり、今やベルギーパティシエ界を引っ張る中堅のトップである。高級住宅地で知られるワーテルローに店を持つ。 そのデュコビュ氏に、日本人が大好きなロールケーキを作ってもらった。ベルギーでは、大勢の家族が集まる日曜日や誕生日などに登場するというロールケーキ。ルレ・デセール流は、生クリームだけでなくカスタードクリームも加えて味に深みをだし、フランボワーズのクーリや柔らかいだけのロールケーキにカリカリ感を加えるなど工夫がいっぱい。流れるような手さばきを御覧ください。(文・宮崎真紀/ボナペティ) ...
- 作成日 2014年08月04日
- 20. ジャン・ガレー Jean Galler
- (チョコレート)
- 2014年7月38年周年を迎えた、王室御用達のショコラティエ「ガレー」のジャン・ガレー氏に、自社のホワイトやブラックの板チョコや、2013年12月に発表された「ミントとライム風味」のタブレットとプラリネについてのお話を伺いました。詳細はビデオをどうぞ。 1976年、かき集めた資金で、売りに出ていた店舗を買い一家総出でショコラティエ「ガレー」をスタートさせたのがジョン・ガレー21歳のときでした。 ...
- 作成日 2014年07月09日
- 21. 手摘み露地栽培のイチゴ畑を訪ねて
- (食材)
- 朝市やスーパーのフルーツコーナーに真っ赤でつやつや、見るからに甘そうでみずみずしいイチゴが並ぶと、「ああ、夏がもうすぐやってくる! 当分イチゴが楽しめるなぁ~!」と、心踊る気分になりますよね。 “どうせなら新鮮でしかも甘いものをゲットしてやるゾ~”と目を凝らしてパックを吟味しているアナタ、労なくしてベルギーで最高に美味しいイチゴを味わってみませんか? ボナペティいち押しは、ナミュールに程近いウェピオン(Wépion)のイチゴ。国内でも珍しい、露地栽培のイチゴ畑を訪ねました。 ...
- 作成日 2014年06月09日
- 22. レストラン KAMO
- (ブリュッセル)
- ブリュッセルの日本食レストランKAMOを、ボナペティオンライン2014年12月号からご紹介します。 新住所 Chaussée de Waterloo 550a, 1050 Ixelles +32 (0)2-648 78 48 ブリュッセル自由大学(ULB)の近くは、学生で溢れるカフェや小さなレストランがたくさん集まる活気ある地区だ。そこに賀茂友康さんが元ビストロを改造した日本料理の店をオープンしたのが2007年。資金もなく、店はカウンター席と狭いテーブル席で、冷蔵庫が客席の隣に陣取っているという狭さだった。もちろんコート掛けなどなく、冬場は椅子の背にかけたコートで、通路がないも同然だった。しかし、開店後わずか2年でミシュランの1ツ星をゲットした。ベルギーで日本料理店が星を得たのは初めてのことである。ミシュランの1ツ星の基準は皿の上だそうなので、文字通り「料理」で勝負したわけだ。 ...
- 作成日 2013年12月23日
- 23. ブノア・ニアン Benoît Nihant
- (チョコレート)
- ビーン・トゥ・バー。この言葉ご存知ですか? 知っていたらあなたはかなりのチョコホリック。英語で書くとbean to bar。つまりカカオ豆から板チョコまでという意味です。カカオ豆を輸入してチョコレートを作っているショコラティエは、世界中でもわずか15社ぐらいしかありません。 ベルギーのブノワ・ニアンは数少ないその一社。ショコラにこだわるショコラティエの中には、工場に自分の味を特注するケースもありますが、通常ほとんどのショコラティエは、工場製の既成の原材料を購入してチョコレートを作ります。 ...
- 作成日 2013年07月01日
- 24. ヴィタメール Wittamer
- (チョコレート)
- グランプラスから山の手方面に歩いて行くと、ハッと目を引く綺麗な広場に出る。近くに王立美術館やマグリット美術館があるサブロン広場だ。広場には、その美しい姿と華麗なステンドグラスで知られるノートルダム教会があり、高級骨董品店や古美術商、有名ブランドのブティック、レストランやカフェが軒を並べている。お洒落なブリュッセルっ子が集う街角として知られる地区である。 ヴィタメールはここに、パティスリー、ブロンジェリー、ショコラトリー、ティーサロンを持つ上流階級ご用達の名店だ。 ...
- 作成日 2012年11月09日
- 25. クック・ド・ディナン Couques de Dinant
- (ワロン地方)
- ディナンは、ナミュールから南へ約30kmのところにあるムーズ川沿いの小さな町です。川には遊覧船が行き交い、崖の上の要塞にベルギー国旗がはためき、球根のような丸い塔のある教会や可愛らしい家並みは、まるで絵葉書を見るよう。 有名なビールLeffeはディナンで生まれたビールですが、もう一つ忘れてならないのが、クック・ド・ディナン。馬車や動物などのレリーフが美しいビスケットは、今も変わらぬ伝統的な郷土菓子です。 ...
- 作成日 2012年08月09日
- 26. ジャン=フィリップ・ダルシ Jean-Philippe Darcis
- (チョコレート)
- チョコレート王国ベルギーで2001年に“チョコレート大使”の任命を受けたパティシエのジャン=フィリップ・ダルシ氏。数々のコンクールで受賞を重ね、Coupe de monde de la pâtisserie(世界洋菓子コンクール)にも出場する実力者です。2004年はルレ・デセール*の会員になりました。 * ルレ・デセール:フランスに拠点をもつ高品質な菓子店の協会。相互の技術向上を高め合うための活動を行っている。 ...
- 作成日 2012年08月01日
- 27. ドゥ・ドゥル・フリート De Dulle Griet 靴を人質に取られる店
- (ゲント)
- 「家の中では靴を脱ぐ」…。日本では当たり前のこの行為も、西欧ではいささか奇異に見られることもありますよね。日本人の習慣を理解して下さる外国人の方は大分増えてはきたものの、修理に来た人や現地の友人を自宅に招いた時など、この習慣を説明するのに多少苦労をされた経験をお持ちの方もいらっしゃるのでは? 知人の某氏によると「“履いた靴を含め初めて完成された身だしなみ”と考える西洋人にとって、人前で『靴を脱ぐ』ことは、人前で下半身だけ下着姿になるのに等しい」とか?? 事の真偽はともかくとしても、洋の東西を問わず、何気ない日々の動作のなかに、実は長くて深~い経験や歴史の蓄積、またそれぞれの気候風土に育まれた風習や習慣が凝縮されているのではないでしょうか。 ...
- 作成日 2012年08月01日
- 28. ドゥ・ドゥル・フリート De Dulle Griet 靴を人質に取られる店
- (ベルギー・ビール)
- 「家の中では靴を脱ぐ」…。日本では当たり前のこの行為も、西欧ではいささか奇異に見られることもありますよね。日本人の習慣を理解して下さる外国人の方は大分増えてはきたものの、修理に来た人や現地の友人を自宅に招いた時など、この習慣を説明するのに多少苦労をされた経験をお持ちの方もいらっしゃるのでは? 知人の某氏によると「“履いた靴を含め初めて完成された身だしなみ”と考える西洋人にとって、人前で『靴を脱ぐ』ことは、人前で下半身だけ下着姿になるのに等しい」とか?? 事の真偽はともかくとしても、洋の東西を問わず、何気ない日々の動作のなかに、実は長くて深~い経験や歴史の蓄積、またそれぞれの気候風土に育まれた風習や習慣が凝縮されているのではないでしょうか。 ...
- 作成日 2012年08月01日
- 29. ブリュッセル・デザイン・セプテンバー開催 Brussels Design September
- (イベント)
- ... 幾多のデザイナー協会や企画会社により、100以上ものイベントとなる。会場はデザイン関連の有名なフラッグシップ・ショップやポップアップ・ストア、期間限定のポップアップ・カフェやポップアップ・ギャラリーなど。 国際的に著名な多くのベルギー及び外国のデザイナーの参加や新人クリエーターの出現が毎年話題をさらう、ヨーロッパ人のデザインアートへの関心度の高さが伺える企画だ。(文・宮崎真紀/ボナペティ:写真・Jun ...
- 作成日 2014年09月03日